大豆イソフラボンは、老若男女を問わずに幅広い層から注目されている健康成分。
健康維持や美容に良いということで、様々な製品に配合されています。
コスメ・化粧品にも配合されることが多いので、大豆イソフラボンという言葉を聞いたことがない…
という人はかなり少ないのではないでしょうか?
しかし、その全体像を正しく把握できている人は意外に少ない様な気がします。
ここでは、「大豆と関係のある栄養素であることは分かるけど、それ以上は詳しく分からない…」という人の為に、イソフラボンについて詳しく説明していきます。
どんな働きを持っているのか、どんな種類があるのかなどを解説していきます。
大豆イソフラボンは、大豆に含まれている成分。
ポリフェノールの一種で天然の有機化合物群のことを指しています。
大豆の胚芽部分に凝縮されているのが特徴です。
大豆以外には、葛などの食べ物に含まれています。
実は、大豆イソフラボンというのは、成分のカテゴリを意味する「総称」にすぎません。
具体的には、ダイゼインやゲニステインなどの成分があり、これらをまとめて呼ぶときにイソフラボンという言葉が使われます。
ダイゼインとゲニステインは優れたエストロゲン様作用を持っている成分。
大豆イソフラボンの中でも代表的な存在です。
植物エストロゲンとも呼ばれる働きです。
体内で女性ホルモンと似た働きを担ってくれるのが特徴で、これが健康や美容に役立ちます。
大豆イソフラボンは、優れた抗酸化作用も持っています。
抗酸化作用とは、老化の根本的な原因とも言われている活性酸素に抵抗する働きのこと。
人間にもともと備わっている機能ですが、20代以降は徐々に衰えてしまいます。
40代以降は一気に衰え、美容面でも健康面でも老化現象が顕著になってくるのです。
そして、その抗酸化作用を持った食材として人気なのが、大豆イソフラボンなのです。
大豆イソフラボンには、大別してアグリコン型とグリコシド型の二つがあります。
どちらを選ぶかによって、吸収率が大きく変わるのがポイント。
サプリメントによってどちらが採用されているかは異なるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
従来のサプリメントには、グリコシド型が採用されています。
イソフラボンの周りに糖が付いているのが特徴で、吸収率はあまり良くありません。
それに対して、最近ではアグリコン型が主流になっています。
こちらは周りに糖が付いていないので、吸収率が非常に高いのです。
選ぶなら、絶対にアグリコン型がお薦めです。
ちなみに、アグリコン型を採用しているサプリメントとしては、基本のサプリやイソラコンなどが挙げられます。
いずれもコストパフォーマンスが高く、口コミでも評価されている製品です。